
データ移行・統合
生産性向上やコスト削減、AI活用を目的に、オンプレミス環境や旧バージョンから Microsoft 365 への移行・統合、または複数のクラウドサービスに分散したデータの統合を検討する企業が増えています。しかし、想定外のトラブルやノウハウ不足により、計画が長期化するケースも少なくありません。本ページでは、移行の理想形や課題、AvePoint が提供する具体的なアプローチをご紹介します。
Ideal
データ移行・統合の理想
データ移行・統合を成功させるには、不要なデータを除外し、安全かつ効率的に移行を進め、移行後もスムーズに運用できることが理想です。以下のポイントが整っていれば、業務を止めずにクラウド移行を円滑に進められます。
理想の状態
- 不要データを除外し、必要な情報のみを選別して移行できている
- 移行計画・スケジュールが明確で、日常業務を妨げずに作業が進められる
- セキュリティと権限管理を含むガバナンス設計が事前に整備されている
- 移行後も運用・監査レポートを活用し、継続的に最適化を図れる
- データが安全に管理され、移行前と変わらず活用しやすい状態になっている
Hurdle
理想を阻む障壁
理想的な移行を目指しても、実際のプロセスではさまざまな問題が発生しがちです。
データが社内外に散在し、どこに何があるか把握できない
社内外の複数のファイルサーバーやクラウドにデータが点在していると、不要・重複ファイルを除外しきれず、移行先のストレージコストやセキュリティリスクが増えがちです。
レガシー環境のカスタマイズや特殊フォーマットに手を焼く
古いシステムにはカスタムワークフローや独自拡張機能が組み込まれていることが多く、エラー対応やデータ変換に時間がかかります。
担当者のノウハウ不足とスケジュール管理の難しさ
日常業務と並行して移行を進める必要があるため、専任リソースの確保が難しく、計画が曖昧なまま進行しがちです。その結果、移行が長期化し、既存サーバーの契約延長や業務への悪影響を招くこともあります。
セキュリティ要件の見落としによるリスク
移行前と移行後のシステムで権限設定が異なると、意図せず権限が拡大し、情報漏えいリスクが高まる可能性があります。

Approach
障壁を乗り越えるための
AvePoint のアプローチ
障壁を放置したままデータ移行・統合を進めると、計画が長引くだけでなく、移行後の運用にも支障をきたします。では、どのように克服すれば理想的な環境を実現できるのでしょうか。ここからは、AvePoint が提供できる具体的な支援ポイントをご紹介します。
01
データをスキャンし、不要ファイルを除外して移行先を最適化
移行前にファイルやメタデータをスキャンし、不要・重複データを効率的に洗い出します。必要な情報のみを抽出し、軽量化して移行することで、ストレージコストやセキュリティリスクを最小限に抑えられます。
02
多様なレガシー環境に対応
Exchange や SharePoint の旧バージョン、Box、Google Workspace など、さまざまなソースからの移行を成功させます。メタデータや権限を含めてクラウドに集約します。メタデータや権限を含めてクラウドに集約します。
03
移行作業を可視化・モニタリング
移行の進捗やエラーをリアルタイムで把握できるダッシュボードを提供します。問題が発生した際も、迅速に対処できます。移行完了後には社内への報告資料としても活用できます。
04
専門チームが計画立案から運用支援までフルサポート
Microsoft 認定エンジニアや移行専門家が、移行計画の策定からツール設定、ユーザー研修までトータルで支援します。複雑なプロジェクトでも、ノウハウ不足による計画の停滞を防ぎ、安全かつ確実に移行を完了できます。

専門家に相談する
データ移行やバックアップの最適化、セキュリティ強化、ガバナンス管理など、企業が直面するさまざまな Microsoft 365 の運用課題は、ぜひ AvePoint にご相談ください。お客様のご利用目的・予算に合わせて最適なご提案をいたします。
Solution
データ移行・統合を進める
AvePointソリューション
Microsoft 365 への移行や複数ソースの統合を効率化する、AvePoint の主要ソリューションをご紹介します。不要データの仕分けや権限管理の最適化を支援し、大規模・複雑な移行も計画的かつ確実に完了できるようサポートします。
Case Study
支援事例
A社(製造業・従業員 2,500 名)
複数部門で異なるファイルサーバーとクラウドを併用しており、データが分散。どこに何があるのか把握できず、移行設計が進まなかった。
導入効果
Fly で全ソースを事前スキャンし、不要ファイルを除外。統合後は Cloud Governance によりライフサイクル管理を徹底し、ファイルの整理・活用が加速した。
B省庁(官公庁・職員 1,600 名)
Google Workspace、Box、ファイルサーバーなど複数のソースが混在しており、移行ツールの制約や手作業の多さで進行が滞っていた。
導入効果
Fly によるマルチソース移行で Google、Box、オンプレのデータを一元的に移行。進捗・エラーをダッシュボードで可視化し、各部門との調整も円滑に行えた。
C大学(教育機関・教職員 2,000 名)
SharePoint Online への移行後、古い共有フォルダがそのまま放置され、情報の重複やセキュリティの不備が指摘されていた。
導入効果
Cloud Governance を導入し、フォルダ単位での命名ルールや権限統制を自動化。棚卸しも定期実施できるようになり、情報の見通しと安全性が大きく改善した。
Knowledge/ Column
お役立ち記事


AvePoint(アブポイント)とは
AvePoint は Microsoft 365 をはじめとしたクラウドサービスとデータ管理のための最先端のプラットフォームを提供し、クラウド運用の最適化と安全なコラボレーションを実現します。
900万人以上のクラウドユーザーが、生産性の向上、コンプライアンスの遵守、安全性の確保のために当社の総合的なソリューションを利用しています。
Strength
AvePoint の強み
01
企業のフェーズ・課題に合わせた最適な製品を提供
初期導入から運用まで、一貫して支える製品群
Microsoft 365 の導入時に求められるデータ移行、適切な設定、ガバナンスの確立を支援する製品を提供し、スムーズなスタートを実現します。
運用の定着と効率化を促進
部署ごとの利用のばらつきや属人的な管理を防ぐために、適切なルール適用や自動化を可能にする製品を提供し、全社的な運用最適化を支えます。
セキュリティ・データ保護まで包括的に対応
Microsoft 365 に関するセキュリティ、ガバナンス、業務効率化の課題に対し、豊富な製品群を組み合わせて解決し、長期的な利活用を支援します。
02
Microsoft 365 に特化した専門知識・ノウハウ
Microsoft 365 の各種サービスを熟知したプロフェッショナル集団
Teams、SharePoint、Exchange、OneDrive など、Microsoft 365 全体を深く理解し、連携を前提とした最適なソリューションを提案します。
幅広い運用シナリオに対応
DX推進、コスト削減、ワークスタイル変革など、目的に合わせて Microsoft 365 をどう活用すればいいかノウハウが豊富です。
豊富な事例とベストプラクティスの蓄積
Microsoft 365 の導入からガバナンス、移行、バックアップまで、数多くのプロジェクトを通じて得た知見を活用。「失敗しない運用」のための具体策を提示します。
03
豊富な導入実績と移行・運用事例
業種を問わず契約社数25,000社以上
金融、製造、医療、自治体など、幅広い企業・団体が AvePoint を選択。
国内外の大手企業への支援実績
三井住友信託銀行、NEC、OMRONなど国内有名企業に加え、NASA、Nestlé、Rolex、Bloombergなど海外の導入事例も多数。
600件以上の国内移行事例&累計325PB超のデータ保護
3,500社を超えるMSP(マネージドサービスプロバイダ)からも支持され、大規模・複雑な環境でも安心して運用できます。
04
Microsoft との強力なパートナーシップ
Microsoft Partner of the Yearを5回受賞
世界的に評価された技術力と実績があり、新機能やアプリへの対応スピードも早い。
セキュリティ・プライバシー面の認証を多数取得
Microsoft 以外の第三者機関からも評価を受けており、安全性を重視するエンタープライズや官公庁でも安心。
最新の Microsoft 365 拡張機能を継続的に提供
ガバナンス機能やデータ保護ツールのアップデートを迅速に行い、常に最新の環境でビジネスを支援します。
05
幅広いサポート体制と日本語対応
外資系ベンダーでは珍しい日本語サポート
導入時はもちろん、運用中のトラブルや問い合わせに国内スタッフが対応。
オンプレからクラウド、ハイブリッドまでカバー
行政・大手企業・SMBなど、多様な環境・要件に合わせたプランを提案します。
長期的な運用・拡張を支援
移行後のガバナンス強化や追加ライセンス調整など、企業の成長にあわせて柔軟にサポート。
