最新の Microsoft テクノロジーでさらなる生産性向上
Microsoft 365 Copilot や Copilot Studio などの生成 AI ツールや、Power Platform での業務のオートメーション化を活用することで、生産性を非連続的に高めることができます。しかし現場では、「セキュリティは大丈夫か？」「どのデータを AI に参照させるべきか？」といった不安から、導入が進まない状況もあります。本ページでは、AI や オートメーションを安全かつ有効に活用するための環境整備やガバナンスの整え方をご紹介します。
Ideal
AI時代のデータ活用の理想
AI をビジネスに活用して成果を出すためには、「セキュリティやコンプライアンスを担保しながら、ユーザーが使いやすい運用基盤」を整えることが不可欠です。以下のような状態が、理想的な AI 活用のかたちといえます。
理想の状態
- 機密情報や不要なデータを整理し、AI が必要な情報のみを参照できる状態になっている
- セキュリティやガバナンスが整備され、機密情報や個人データも安全に扱える
- ユーザーが迷わず AI を活用し、PoC から全社展開までスムーズに進められる
- データ管理ルールが全社で統一され、部門ごとの運用差を最小限に抑えている
- AI の導入により業務効率や意思決定が加速し、効果を定量的に説明できる
Hurdle
理想を阻む障壁
AI を導入しようとしても、以下のような現実的な問題によって計画がストップまたは遅延するケースが後を絶ちません。
データが散在し、AI に集約できていない
AI が参照すべきデータが整備されておらず、十分な情報がないため、期待通りの回答が得られない状態にある。
不要・古いファイルが混在して誤学習のリスクがある
無秩序なデータを AI が参照してしまい、誤回答やノイズが生まれ、期待した効果が得られない状況にある。
アクセス権設計が難しく、機密情報の管理に不安がある
AI が誤って機密情報にアクセスするリスクを排除できず、退職者による情報持ち出しの懸念も拭えない状況にある。
部門ごとにルールが異なり、データ管理に一貫性がない
データ管理や命名規則が部門によって異なり、AI に読み込ませる情報の選定が属人的になっている。
導入効果を測定・説明できない
AI を導入しても、評価基準が曖昧なままで、経営層や社内に成果を説明できず、継続的な活用につながっていない。
Approach
障壁を乗り越えるための
AvePoint のアプローチ
AI 活用の環境整備やガバナンスを後回しにすると、「Copilot を入れたが使われない」「期待した効果が出ない」といった事態に陥ります。では、どうすれば安全に活用できる環境を整えられるのでしょうか。ここでは、AvePoint が提供する具体的な支援をご紹介します。
01
社内に分散したデータをMicrosoft 365へ集約
Fly（データ集約）を活用し、ファイルサーバーや他クラウドに点在するデータを Microsoft 365 に統合します。これにより、Copilot を含む AI 機能が参照すべき情報を一元化し、精度の高い応答が可能になります。
02
不要データを整理し、AIの参照情報を明確化
Opus（アーカイビングツール）を使って、Teams や SharePoint 内の不要・重複データを特定し、アーカイブまたは削除します。AI モデルが必要なデータのみを参照・学習できる状態を整備します。
03
ポリシーで機密情報を管理し、リスクを低減
Policies & Insights （ポリシー適用とリスク監視）により、過剰な権限設定や不要な外部共有を自動検知・修正します。AI が参照する範囲を明確に制御し、機密情報や個人データのリスクを最小限に抑えます。
04
ライフサイクル管理で運用を標準化
Cloud Governance （ライフサイクル管理）や EnPower （テナント運用一元化） を活用し、チームやサイト、ライフサイクルのルールを部門横断で統一します。これにより、AI 導入時のルール運用に一貫性を持たせ、属人性を排除します。
04
Copilot や Power Platform の利用を可視化し、定着と活用を促進
TyGraph により、Copilot の利用状況や定着率を可視化します。効果の高い部門やユーザーを把握できるため、社内展開を戦略的に進めることができます。また EnPower を活用すれば、どの部署で Power Platform による市民開発が進んでいるかを可視化することができます。
専門家に相談する
データ移行やバックアップの最適化、セキュリティ強化、ガバナンス管理など、企業が直面するさまざまな Microsoft 365 の運用課題は、ぜひ AvePoint にご相談ください。お客様のご利用目的・予算に合わせて最適なご提案をいたします。
Solution
AI 活用を支援するAvePointソリューション
AI 活用を進めるために必要なデータの整理やガバナンス強化を支援する、AvePoint の主要ソリューションをご紹介します。Copilot をはじめとする AI 機能を、安全かつ効果的に導入・運用できる環境の構築をサポートします。
Case Study
支援事例
A社（製造業・従業員 12,000 名）
Copilot を導入し、生産管理や設計部門でのアイデア生成を加速させたいが、旧ファイルサーバーや部門ごとの SharePoint に膨大な古いデータが散在し、導入が進まない。
導入効果
Insights で不要ファイルを整理し、Policies & Insights で機密情報の取り扱いを統一。必要データだけを AI に参照させる環境が整い、PoC 段階でも精度の高い提案が得られるようになった。
B社（金融業・従業員 20,000 名）
大量の顧客データと社内ドキュメントが混在し、AI 導入時の情報漏えいが最も懸念される。海外拠点との連携もあり、統一ガバナンスができていない。
導入効果
Policies & Insights と Cloud Governance を併用し、部門や拠点でルール差があったデータ運用を統合。AI も参照できるデータ領域を明確化し、機密度の高い情報を誤参照しないように設計。グローバル拠点からも「安全に AI を使える」と評価が高まった。
C社（IT 企業・従業員 30,000 名）
既にローコードアプリや機械学習モデルをいくつか PoC で作っているが、部門横断のデータ管理やライセンス付与が複雑。Copilot を全社展開する前に運用面を整えたい。
導入効果
EnPower Microsoft 365 Management でライセンスや機能を一元管理し、Insights でデータ活用状況を可視化。部門ごとにバラバラだったガバナンスを統一し、AI 導入プロセスを効率化。導入後も管理者の負担が大きく減った。
Knowledge/ Column
お役立ち記事
AvePoint（アブポイント）とは
AvePoint は Microsoft 365 をはじめとしたクラウドサービスとデータ管理のための最先端のプラットフォームを提供し、クラウド運用の最適化と安全なコラボレーションを実現します。
900万人以上のクラウドユーザーが、生産性の向上、コンプライアンスの遵守、安全性の確保のために当社の総合的なソリューションを利用しています。
Strength
AvePoint の強み
01
企業のフェーズ・課題に合わせた最適な製品を提供
初期導入から運用まで、一貫して支える製品群
Microsoft 365 の導入時に求められるデータ移行、適切な設定、ガバナンスの確立を支援する製品を提供し、スムーズなスタートを実現します。
運用の定着と効率化を促進
部署ごとの利用のばらつきや属人的な管理を防ぐために、適切なルール適用や自動化を可能にする製品を提供し、全社的な運用最適化を支えます。
セキュリティ・データ保護まで包括的に対応
Microsoft 365 に関するセキュリティ、ガバナンス、業務効率化の課題に対し、豊富な製品群を組み合わせて解決し、長期的な利活用を支援します。
02
Microsoft 365 に特化した専門知識・ノウハウ
Microsoft 365 の各種サービスを熟知したプロフェッショナル集団
Teams、SharePoint、Exchange、OneDrive など、Microsoft 365 全体を深く理解し、連携を前提とした最適なソリューションを提案します。
幅広い運用シナリオに対応
DX推進、コスト削減、ワークスタイル変革など、目的に合わせて Microsoft 365 をどう活用すればいいかノウハウが豊富です。
豊富な事例とベストプラクティスの蓄積
Microsoft 365 の導入からガバナンス、移行、バックアップまで、数多くのプロジェクトを通じて得た知見を活用。「失敗しない運用」のための具体策を提示します。
03
豊富な導入実績と移行・運用事例
業種を問わず契約社数25,000社以上
金融、製造、医療、自治体など、幅広い企業・団体が AvePoint を選択。
国内外の大手企業への支援実績
三井住友信託銀行、NEC、OMRONなど国内有名企業に加え、NASA、Nestlé、Rolex、Bloombergなど海外の導入事例も多数。
600件以上の国内移行事例＆累計325PB超のデータ保護
3,500社を超えるMSP（マネージドサービスプロバイダ）からも支持され、大規模・複雑な環境でも安心して運用できます。
04
Microsoft との強力なパートナーシップ
Microsoft Partner of the Yearを5回受賞
世界的に評価された技術力と実績があり、新機能やアプリへの対応スピードも早い。
セキュリティ・プライバシー面の認証を多数取得
Microsoft 以外の第三者機関からも評価を受けており、安全性を重視するエンタープライズや官公庁でも安心。
最新の Microsoft 365 拡張機能を継続的に提供
ガバナンス機能やデータ保護ツールのアップデートを迅速に行い、常に最新の環境でビジネスを支援します。
05
幅広いサポート体制と日本語対応
外資系ベンダーでは珍しい日本語サポート
導入時はもちろん、運用中のトラブルや問い合わせに国内スタッフが対応。
オンプレからクラウド、ハイブリッドまでカバー
行政・大手企業・SMBなど、多様な環境・要件に合わせたプランを提案します。
長期的な運用・拡張を支援
移行後のガバナンス強化や追加ライセンス調整など、企業の成長にあわせて柔軟にサポート。
