
OneDrive
OneDrive は、個人用クラウドストレージや PC のバックアップストレージとして利用されるだけでなく、Microsoft 365 を活用したデータ検索や業務のハブとしての役割も強まっています。 しかし、個人領域に「査定情報」など機密データが含まれている場合、適切な管理が不可欠です。そこで本ページでは、OneDrive の運用上の代表的な課題と、その解決策をご紹介します。
Solution
OneDrive に関するよくある課題と解決するソリューション
01

OneDriveの課題
共有の管理が不十分で、情報漏えいのリスクがある
ソリューション
共有リスクの可視化と安全運用の実現 する「Policies & Insights」
「不適切な共有のリスクが不安で、機能を活用できない」
管理が徹底されていないと情報漏えいにつながるリスクがあり、共有機能を活用できていない
「誰と共有されているのか把握できない」
共有範囲の管理が曖昧なまま運用され、社外・社内問わず適切なアクセス制御ができていない。
リスクのある外部共有を検知し、自動通知
機密情報が外部に共有された場合に検知し、管理者に通知。不要な共有を素早く修正できます。
共有状況を可視化し、管理が可能に
どのファイルが誰と共有されているのかを管理者が把握し、リスクがあれば即時対応できます。
共有リンクに期限を定めて自動削除
一定期間経過後に共有リンクを自動削除し、不要なアクセスを防ぎます。
02

OneDriveの課題
退職や誤操作でデータが消えてしまう
ソリューション
データの消失防止と確実な復元する「Cloud Backup for Microsoft 365」
「退職者のデータが消え、業務に支障が出る」
退職者のアカウントを削除すると、OneDrive のデータも消失し、業務に必要な情報が失われる。
「誤操作によるデータ削除が復元できない」
ユーザーが誤ってファイルを削除し、標準機能では復元できず、重要なデータが失われる。
退職者のデータを自動バックアップ
OneDrive のデータを定期的にバックアップし、退職者のアカウント削除後も業務に必要な情報を確実に保管します。
誤削除したデータをユーザー自身で復元可能
ユーザーが自分のバックアップデータを検索し、必要なファイルを簡単に復元できるインターフェイスを提供します。
03

SharePointの課題
見えてはいけない情報が閲覧できる
ソリューション
過剰アクセスを検知して漏洩リスクを抑制する「Policies & Insights」
「OneDrive の検索で機密データが閲覧される」
OneDriveでの検索機能は対象が社内全体に及ぶため、適切な権限管理がされていないと、本来見えないはずの機密情報が閲覧されてしまう。
「不要なアクセス権が残り続ける」
退職者や異動者のアクセス権限が整理されず、不要なユーザーが OneDrive 内のデータに長期間アクセスできる状態が続いている。
アクセス権を一覧化し、不要な権限を可視化
誰がどのデータにアクセスできるのかを一覧化し、不要な権限を検出・削除できます。
監査ログの保持でコンプライアンスを強化
操作履歴を記録し、「誰が」「いつ」「何をしたか」を確認できるため、外部監査にも対応できます。
設定の変更を検知・通知
設定変更が行われた際にアラートを発し、管理者が問題を早期に発見・修正できる環境を提供します。
04

SharePointの課題
不要なデータが溜まり続けて容量を圧迫している
ソリューション
いらないデータを整理してストレージを最適化する「Opus」
「不要なデータが削除されず、ストレージが圧迫」
利用頻度の低いファイルが放置され、ストレージが無駄に消費されている
「データ整理のルールが徹底されず、不要ファイルが蓄積」
アーカイブや削除のルールが適用されず、古いデータが長期間放置され、管理負担が増している。
不要などデータを自動でアーカイブ
利用頻度の低いファイルや大容量データをポリシーに基づき自動アーカイブし、ストレージ使用量を削減します。
データ整理ルールを適用し、ファイルを削減
データの保持・削除ルールを自動適用し、古いデータが蓄積しないよう継続的に管理します。

専門家に相談する
データ移行やバックアップの最適化、セキュリティ強化、ガバナンス管理など、企業が直面するさまざまな Microsoft 365 の運用課題は、ぜひ AvePoint にご相談ください。お客様のご利用目的・予算に合わせて最適なご提案をいたします。
Case Study
支援事例
A自治体(地方自治体・職員 1,500 名)
庁内ファイルサーバーを OneDrive に移行する計画が進まず、不要データや操作面で混乱。誤削除時のバックアップにも不安があった。
導入効果
クラウド移行 FLY でデータを整理しつつ短期間で移行を完了。さらに Cloud Backup を導入して誤操作や災害時のリカバリーを強化し、職員の不安を解消。
B社(サービス企業・従業員 2,000 名)
外部共有リンクが急増し、退職者や取引先がどこまでアクセスできるか不透明。情報漏えいリスクと管理者の負担が高まっていた。
導入効果
Policies & Insights で共有状況を可視化し、不要リンクとユーザー権限を一掃。セキュリティを確保しながら運用負荷も軽減できた。
C社(製造業・従業員 3,000 名)
OneDrive を導入しているが、Teams や SharePoint との管理がバラバラで、IT スタッフが手動対応に追われていた。
導入効果
Cloud Management を活用し、アカウント・権限設定を一元化。問い合わせ対応が減り、IT チームの業務効率が 30% 向上した。
Knowledge/ Column
お役立ち記事


AvePoint(アブポイント)とは
AvePoint は Microsoft 365 をはじめとしたクラウドサービスとデータ管理のための最先端のプラットフォームを提供し、クラウド運用の最適化と安全なコラボレーションを実現します。
900万人以上のクラウドユーザーが、生産性の向上、コンプライアンスの遵守、安全性の確保のために当社の総合的なソリューションを利用しています。
Strength
AvePoint の強み
01
企業のフェーズ・課題に合わせた最適な製品を提供
初期導入から運用まで、一貫して支える製品群
Microsoft 365 の導入時に求められるデータ移行、適切な設定、ガバナンスの確立を支援する製品を提供し、スムーズなスタートを実現します。
運用の定着と効率化を促進
部署ごとの利用のばらつきや属人的な管理を防ぐために、適切なルール適用や自動化を可能にする製品を提供し、全社的な運用最適化を支えます。
セキュリティ・データ保護まで包括的に対応
Microsoft 365 に関するセキュリティ、ガバナンス、業務効率化の課題に対し、豊富な製品群を組み合わせて解決し、長期的な利活用を支援します。
02
Microsoft 365 に特化した専門知識・ノウハウ
Microsoft 365 の各種サービスを熟知したプロフェッショナル集団
Teams、SharePoint、Exchange、OneDrive など、Microsoft 365 全体を深く理解し、連携を前提とした最適なソリューションを提案します。
幅広い運用シナリオに対応
DX推進、コスト削減、ワークスタイル変革など、目的に合わせて Microsoft 365 をどう活用すればいいかノウハウが豊富です。
豊富な事例とベストプラクティスの蓄積
Microsoft 365 の導入からガバナンス、移行、バックアップまで、数多くのプロジェクトを通じて得た知見を活用。「失敗しない運用」のための具体策を提示します。
03
豊富な導入実績と移行・運用事例
業種を問わず契約社数25,000社以上
金融、製造、医療、自治体など、幅広い企業・団体が AvePoint を選択。
国内外の大手企業への支援実績
三井住友信託銀行、NEC、OMRONなど国内有名企業に加え、NASA、Nestlé、Rolex、Bloombergなど海外の導入事例も多数。
600件以上の国内移行事例&累計325PB超のデータ保護
3,500社を超えるMSP(マネージドサービスプロバイダ)からも支持され、大規模・複雑な環境でも安心して運用できます。
04
Microsoft との強力なパートナーシップ
Microsoft Partner of the Yearを5回受賞
世界的に評価された技術力と実績があり、新機能やアプリへの対応スピードも早い。
セキュリティ・プライバシー面の認証を多数取得
Microsoft 以外の第三者機関からも評価を受けており、安全性を重視するエンタープライズや官公庁でも安心。
最新の Microsoft 365 拡張機能を継続的に提供
ガバナンス機能やデータ保護ツールのアップデートを迅速に行い、常に最新の環境でビジネスを支援します。
05
幅広いサポート体制と日本語対応
外資系ベンダーでは珍しい日本語サポート
導入時はもちろん、運用中のトラブルや問い合わせに国内スタッフが対応。
オンプレからクラウド、ハイブリッドまでカバー
行政・大手企業・SMBなど、多様な環境・要件に合わせたプランを提案します。
長期的な運用・拡張を支援
移行後のガバナンス強化や追加ライセンス調整など、企業の成長にあわせて柔軟にサポート。